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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科10巻6号

1975年06月発行

文献概要

臨床経験

手指屈筋腱鞘部での開放性小外傷後の屈筋腱滑動障害

著者: 伊藤祥弘1 鈴木勝己1 高橋定雄1 長野昭1 岩谷力1

所属機関: 1関東労災病院整形外科

ページ範囲:P.523 - P.526

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 手の外傷のうち,日常遭遇する腱裂のなかで,no man's landでの屈筋腱裂が多数を占め,その治療等についても幾多の論議がなされているが,一方手指屈筋腱鞘部での屈筋腱裂を起こす程でないごくささいな開放性外傷が安易に処置され,後日になつて屈筋腱滑動障害を来たす場合がある.実際には,かなりの頻度で出現しているのではないかと思えるが未だまとまつた報告はない.私どもは,最近このような四症例(第1表)を経験したので,経過,手術所見,予後等について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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