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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科10巻7号

1975年07月発行

文献概要

臨床経験

化膿性骨髄炎の病態と治療

著者: 川島真人1 岩渕亮1 赤津隆1 大江浩1 鳥巣岳彦1 佐藤護彦1 原晃1 楊国雄1 野村茂治1 平井啓1 加茂洋志1 北島俊裕1

所属機関: 1九州労災病院整形外科

ページ範囲:P.605 - P.614

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はじめに
 化膿性骨髄炎の病態と治療は各種抗生物質の発達により著しく変貌を来しているかにみえるが,難治性という本質は一向に変わりなく,整形外科領域における大きな課題の一つである.特に最近は交通事故,労働災害の増加に伴い,従来の血行性骨髄炎よりも,外傷性骨髄炎の問題が日常臨床上大きく浮び上ってきて治療に一層複雑な因子が加わつている.われわれは,昭和34年から48年までの15年間に及ぶ九州労災病院の症例を検討することにより,血行性骨髄炎と外傷性骨髄炎の病態と治療の相違,問題点をとりあげ,病床に苦悩する患者の一日でも早い社会復帰に連る治療法を模索してみようと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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