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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科10巻8号

1975年08月発行

文献概要

視座

圧迫性脊髄麻痺に対する前方除圧の効果

著者: 岩原寅猪1

所属機関: 1慶応義塾大学

ページ範囲:P.645 - P.645

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 脊椎の損傷,炎症,腫瘍などにはしばしば脊髄麻痺が合併するものである.麻痺が脊髄の挫創,軟化あるいは海綿化のような非恢復性変化に因るものではもちろん麻痺の恢復は望むべくもないが,麻痺が圧迫性因子によるものは上手に圧迫を除つてやることによつて,麻痺の恢復治癒が期待できる.
 かつて,わたくしは脊髄損傷,脊椎カリエスに対してさかんに椎弓切除術を試みたことがある.当時われわれが為しえた脊髄の除圧法は主として後方からの椎弓切除であつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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