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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科10巻8号

1975年08月発行

文献概要

臨床経験

Geomedic型改良人工膝関節について—構造ならびに手術手技を中心に

著者: 吉野愼一1 小坂弘道1 阿部光俊2

所属機関: 1都立墨東病院リウマチ科 2帝京大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.711 - P.718

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はじめに
 慢性関節リウマチ(RA)における関節形成術の目的は,疼痛除去,可動域拡大ならびにADL(Activities of Daily Living)の改善であり,膝関節形成術は股関節形成術同様に,形成術の目的のなかで特に疼痛除去が強く要求される.疼痛除去とADLの改善は表裏一体をなしており,疼痛が除去されれば,ADLの改善も認められる.しかし可動域が拡大してもADLは必ずしも改善するとは,いえない.
 膝関節は,伸展,屈曲,これに捻り,辷り等の複雑な動きが加わるので,0°〜90°以上の可動域を求めるより,疼痛除去に焦点を合わせて人工関節を試作するか,または改良した方がよいと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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