icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科11巻1号

1976年01月発行

文献概要

論述

腸脛靱帯付着部剥離骨折について

著者: 三倉勇閲1 伊勢亀冨士朗1 末安誠1 水島斌雄1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.49 - P.55

文献購入ページに移動
 近年,産業,スポーツ,交通の隆盛に伴つて膝関節周辺部骨折にしばしば遭遇するところであるが,靱帯付着部の骨折は骨片が目立ちにくいこともあつて意外に看過されやすい.われわれは最近,腸脛靱帯付着部剥離単独骨折の2例と合併損傷の2例を経験した.腸脛靱帯の断裂および剥離骨折はきわめて稀なものであり,欧米においてもSecond12)(1879),Milch8)(1936),Smillie11)(1971)らの報告が散見されるに過ぎない.ここに自験例をもとに若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら