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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科11巻1号

1976年01月発行

文献概要

臨床経験

対麻痺に発生した下肢屈曲拘縮の臨床的,筋電図学的考察

著者: 伊藤信之1 穐山富太郎1 鈴木良平1 岡崎威2 田代直輔2

所属機関: 1長崎大学医学部整形外科学教室 2国立長崎中央病院整形外科

ページ範囲:P.71 - P.76

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緒言
 歩行不能で臥床している患者で,下肢では股関節と膝関節を屈曲し,足関節をやや背屈して伸展不能になつている例を見かけることがある.理学療法の普及に伴つてこのような屈曲性対麻痺の患者は減少しているが,時に遭遇することがある.
 一般にヒトは痙性麻痺に陥ると下肢では屈筋より伸筋が優位であり,上肢では屈筋が優位である.しかし一旦歩行不能になると,痙縮に基づく伸展反射と屈筋反射の解離により,下肢においても屈筋が優位となる症例がみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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