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自家および同種関節部分軟骨移植に関する研究—酵素組織化学的および移植免疫学的検討を中心に
著者: 田中晴人1 野島元雄1 横山輝昭1 奥田拓道2 井上正史2 村岡俊春2
所属機関: 1愛媛大学医学部整形外科学教室 2愛媛大学医学部第二医化学教室
ページ範囲:P.940 - P.951
文献購入ページに移動さらに,1971年第58回ドイツ整形災害外科学会(D. G. O. T.)では関節移植(Die Verpflanzung von Gelenkknorpel)を主題としてとり挙げ,当時,臨床的,実験的研究が報告された.さらに1975年第62-D. G. O. T.ではBonn大学のThomas教授が一般演題のなかでGelenkteil und Volltransplantation zur Rekonstruktion von Knie und Hüfterkungenと題して発表し,自験例約10例の移植成功患者を示しながら講演していた.しかし,関節移植を普及化させるためには数多くの困難な問題点が予想され,今後,同種,異種を問わず関節移植実用化のためには,さらに詳細な基礎的および臨床的研究が重要と考えられる.
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