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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科11巻12号

1976年12月発行

文献概要

臨床経験

胸椎後縦靱帯および黄靱帯骨化症例について

著者: 手束昭胤1 米沢元実1 長谷川秀太1

所属機関: 1徳島大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1142 - P.1147

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はじめに
 頸椎後縦靱帯骨化については最近,多数の報告がみられ,私共も現在まで約130例の症例を経験し,うち約40例に観血的療法を施行してきた.一方,胸椎後縦靱帯骨化症例の報告は少く,いまだまとまつた研究報告も少い.本骨化症はしばしば他の脊柱諸靱帯にも骨化を認め,その障害脊髄レベルの診断あるいは治療の適応,方法などに多くの未解決な問題があると考えられる(第1図).私共は現在まで本骨化症13例を経験しているが,今回これらの臨床像ならびにレ線学的所見などについて検討するとともに本骨化によると考えられた高度脊髄障害2症例に対し,椎弓切除術を施行したのでその手術経験についても報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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