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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科11巻3号

1976年03月発行

文献概要

論述

下肢痙性麻痺に対する手術療法

著者: 三島博信1

所属機関: 1洞爺協会病院リハビリーテーション部

ページ範囲:P.206 - P.215

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まえがき
 近年になつて中枢神経障害による痙性麻痺肢に対する観血的治療が再び活発に行なわれるようになつていますが,その背景にはリハビリテーション医学の普及とその技術的向上とがあると思います.また,日本人の生活様式の多様さと複雑さとが患者のニードを高めていることも否定はできません.しかし,これらの整形外科的手術の効果には自から限界があります.リハビリテーション治療におけるこれらの手術の果たす役割とその評価については慎重でなければならないと考えております.実際に,手術のみでよい結果を期待することは困難で,理学療法や作業療法との併用が重要であり,必須のものだといえましよう.
 ここでは,おもに,脳血管障害や脳外傷による片麻痺の下肢に対する手術療法について,これまでの経験とその追跡結果について報告したいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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