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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科11巻4号

1976年04月発行

文献概要

論述

整形外科とリハビリテーション—第24回東日本臨床整形外科学会講演

著者: 天児民和12

所属機関: 1九州大学 2九州労災病院

ページ範囲:P.303 - P.312

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いとぐち
 整形外科とリハビリテーションというテーマは大変平凡なテーマとも思われるが,さて講演するとなるとなかなかむつかしいテーマでもある.それは長い間整形外科とリハビリテーションとは一心同体であつたといつても過言ではなかつたと思う.医学の分科は現在沢山あるが整形外科ほど熱心に運動機能の回復に努力する専門学科はないと思う.これはリハビリテーションという言葉がなかつた古い時代からこの方面に努力をしてきたのは整形外科のみであつたのである.しかしながら第2次世界大戦後米国においてリハビリテーション医学が医学の分科として認められ専門医ができるようになり,専門的な技術が進歩し,いつの間にか整形外科とリハビリテーション医学の間に溝ができたとも考えられる.しかし2つの分科はいろいろな面で切つても切れない関係にあるといえる.このようなことを医学の進歩のあとを顧みながら話をしてゆきたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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