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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科11巻6号

1976年06月発行

文献概要

論述

骨折後の脂肪塞栓症候群

著者: 鶴田登代志1 藤沢幸三1 塩川靖夫2 駒田信也3 吉川和也3

所属機関: 1三重大学医学部整形外科学教室 2県立草の実学園 3市立尾鷲病院

ページ範囲:P.478 - P.484

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 以上の臨床像を要約してみると,脂肪塞栓症候群には多くの症状,所見が存しているけれども,そのいずれもが特有症徴的ではない.従つて本症候群の臨床診断は非常に困難であり,わずかずつしか現われていない症状,所見をていねいに探し集めて綜合判断しなければならない.本症候群が欧米諸国に比して本邦には少ないといわれている一つの理由は,この臨床診断の下し方の差と剖検例における脂肪塞栓検索の差にあるのではないかとも考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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