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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科11巻6号

1976年06月発行

文献概要

論述

整形外科領域における無芽胞嫌気性菌について

著者: 若原和男1 赤星義彦1 松永隆信1 陳世雄1 高井秀典1 高橋直久1 三和敏夫2 上野一恵2 鈴木祥一郎2

所属機関: 1岐阜大学医学部整形外科学教室 2岐阜大学医学部微生物学教室

ページ範囲:P.510 - P.516

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 抗生剤やステロイドホルモンの過剰使用により,かつて弱毒または非病原性とされていた微生物が感染の主役を演ずる場合がしばしばみられるようになり,最近ではとくに嫌気性菌感染症が各科領域で注目されている1).整形外科領域においても,感染症の変遷につれて難治症例や,遅発性感染など治療上困難な問題も生じつつあり,とくに嫌気性感染は看過できない重要な課題と考えられる.
 われわれは種々の整形外科臨床症例について嫌気性菌を検索する目的で,各種検体の培養検査を行つた.また岐大微生物学教室では長年にわたり,嫌気性菌に関する種々の基礎的研究が行われ,とくに嫌気性菌の培養法についてはGAM培地など詳細な研究開発が続けられている.今回の協同研究によつて極めて興味ある知見を得ているので,現在までの検出状況を報告し,若干の考察を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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