icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科11巻7号

1976年07月発行

文献概要

カラーシリーズ 手の外科・9

手の炎症性疾患

著者: 田島達也1

所属機関: 1新潟大学整形外科

ページ範囲:P.570 - P.573

文献購入ページに移動
 手の領域には頻発する外傷を誘因とする化膿炎がしばしばみられる.ただし最近有効な抗生剤の使用により,手掌から前腕に波及するような重篤な化膿性結合織炎は殆んどみられなくなった.指遠位部の化膿炎は瘭疽panaritium, felonと呼ばれる.慢性関節リウマチは手関節および指関節(DIP関節罹患はまれ)を最もしばしばおかす.一方リウマチ性腱鞘炎も少なくない.結核性手関節炎や腱鞘炎もなお往々みられる.その他狭窄性腱鞘炎や石灰沈着性腱炎のような物理的,化学的炎症の発生もこの領域に特徴的といえる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら