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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科11巻8号

1976年08月発行

文献概要

特集 腰部脊柱管狭窄の諸問題

腰部peridurographyによる腰部脊椎管について

著者: 藤沢洋一1 坪井誠司1 原田征行1 東野修治1

所属機関: 1弘前大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.694 - P.700

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はじめに
 1954年Verbiest4)が馬尾神経の圧迫を伴つた腰部脊椎管狭窄症7例を初めて発表して以来,その存在が知られるようになり,1968年Jones1)らの狭窄の判定法や,Schatzker3)らの病態分類の発表によりその認識は高まつてきた.本邦では1970年若松12),山田13)の報告を初めとし最近増加の傾向にある.その病因は種々あげられまた病態の分類も行なわれているが,その原因の如何を問わず形態的には硬膜外腔の狭少した状態であり,peridurography(以下periduroという)により硬膜外腔の形態を把握することは有意義と考える.われわれは腰椎部のperiduro,ならびにその回転横断撮影法を用いて腰部脊椎管の広さと形態につき検討し若干の知見を得たのでここに報告し,腰部脊椎管狭窄症(以下狭窄症という)における回転横断撮影法の診断的意義についても述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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