文献詳細
特集 腰部脊柱管狭窄の諸問題
文献概要
はじめに
本邦をはじめ欧米諸国でも,腰部脊椎管狭窄症の概念が一般化してきた現在でさえ,本症の定義ひいては分類については,なお,定まつたものはみられない.従つて,その用語についても国内外で種々様々なものが用いられているが,これには,疾患単位としてうけとろうとするものと,症候群として取扱おうとする研究者達の二つの態度によるところが大きいと思われる.
このような状況下で,カナダのKirkaldy-Willisの提唱で本症の定義と分類に関するシンポジウムが開かれ,われわれもこのシンポジウムに参加する機会を得た.そこで,このシンポジウムにおいて決定された定義と分類について述べるとともに,われわれが経験した185例の手術症例をこの分類にあてはめて検討を加えた.
本邦をはじめ欧米諸国でも,腰部脊椎管狭窄症の概念が一般化してきた現在でさえ,本症の定義ひいては分類については,なお,定まつたものはみられない.従つて,その用語についても国内外で種々様々なものが用いられているが,これには,疾患単位としてうけとろうとするものと,症候群として取扱おうとする研究者達の二つの態度によるところが大きいと思われる.
このような状況下で,カナダのKirkaldy-Willisの提唱で本症の定義と分類に関するシンポジウムが開かれ,われわれもこのシンポジウムに参加する機会を得た.そこで,このシンポジウムにおいて決定された定義と分類について述べるとともに,われわれが経験した185例の手術症例をこの分類にあてはめて検討を加えた.
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