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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科11巻8号

1976年08月発行

文献概要

特集 腰部脊柱管狭窄の諸問題

腰部脊椎管狭窄症の定義と分類について

著者: 栗原章1 片岡治1

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.734 - P.739

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はじめに
 本邦をはじめ欧米諸国でも,腰部脊椎管狭窄症の概念が一般化してきた現在でさえ,本症の定義ひいては分類については,なお,定まつたものはみられない.従つて,その用語についても国内外で種々様々なものが用いられているが,これには,疾患単位としてうけとろうとするものと,症候群として取扱おうとする研究者達の二つの態度によるところが大きいと思われる.
 このような状況下で,カナダのKirkaldy-Willisの提唱で本症の定義と分類に関するシンポジウムが開かれ,われわれもこのシンポジウムに参加する機会を得た.そこで,このシンポジウムにおいて決定された定義と分類について述べるとともに,われわれが経験した185例の手術症例をこの分類にあてはめて検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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