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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻1号

1977年01月発行

文献概要

検査法

ソフテックスX線撮影によるリウマチ手の検診

著者: 井上一1 杉田勝彦2

所属機関: 1岡山大学医学部整形外科学教室 2岡山大学医学部放射線医学教室

ページ範囲:P.41 - P.47

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はじめに
 慢性関節リウマチ(以下RAと略す)のX線学的検査は,本疾患の診断ばかりでなく病期の進行を判定する上にも欠くことのできない検査法であることは衆知のとおりである.特にリウマチ手指における本症の発症頻度は90%を越しており,そのX線撮影は必須である.
 もちろんこれまでにRAのX線検査法,評価基準に関する報告は数多いが,病初期における読影は撮影フイルムの鮮明度にかかつており,不満足なことが多い.特に軟部組織の変化あるいは前びらん状態といわれる初期病変は,これまでの一般的なX線検査では確かな読影がえられない.もちろん,軟部組織撮影には,ノンスクリーンフイルム法などいくつか工夫されてきたが,条件設定も難しく簡単にはいかない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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