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臨床経験
Ellis-van Creveld症候群の1例
著者: 奥平信義1 平松伸夫1 村瀬雅之1 久保敬1
所属機関: 1広島大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.73 - P.77
文献購入ページに移動1940年Ellisとvan Creveldがectodermal dysplasia,多指症,chondrodysplasia,先天性心疾患を4主徴とする疾患をのべ,1933年のMcIntoshが記載した1例に自験2例を加え,計3例をchondroectodermal dysplasiaと名づけ発表した.後にこれはCaffeyによりEllis-van Creveld症候群と名づけられるようになつた.その後外国では1964年までに100例近い症例報告があり,本邦でも1954年の小田の報告以来本疾患として現在までに報告されているものは,著者の調べ得た範囲では15例に達している.最近われわれは典型的な本症候群の1例を経験したのでその臨床像について述べ,Ellisらの報告例と本邦報告例を比較し,文献的考察を加えて報告する.
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