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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻1号

1977年01月発行

文献概要

学会印象記

第11回先天股脱研究会

著者: 石田勝正1 森下晋伍1

所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.93 - P.97

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 先天股脱研究会も回を重ねるに従い盛大に発展してきた.創立に尽力された坂口,山田,香川諸先生に座長をしていただき,前回と同じテーマを村上先生にお願いした.研究会も,ともするとかた苦しい学会のようになりやすいが,研究会という名である以上ざつくばらんな討論と情報交換の場であつてはじめてその意義が生まれよう.今回も気軽な雰囲気の内に討論が進められたことは,本研究会の伝統と思う.そして貴重な経験と研究をもとにして力強く前進する気迫が感じとられた.
 先天股脱多発国である我が国は難問題をたくさんかかえている.今回は成因や予防もテーマにとりあげたが,全会員が力を合わせてこの問題にとり組むなら,必ずや大きな進歩がもたらされよう.まず先天股脱の少ない国にしてから,この疾患を再検討するのが正しい道と考える.この研究会が予防運動についてもその機能をはたしつつあり,好ましいことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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