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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻10号

1977年10月発行

文献概要

視座

先天股脱の治療に思う

著者: 岩原寅猪1

所属機関: 1慶応義塾大学

ページ範囲:P.927 - P.927

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 先天股脱の研究もずいぶん追い上げてきたものだというのがこの頃のわたくしの感じである.学会で,研究会で発表される研究成果をみても,それにともなう論議を聴いても,旧いLorenz法時代に育ちその後の変革期を生きてきたわたくしには感慨深いものがある.
 今から20年あるいは25年も昔のことであつたろうか,戦後の混乱がようやく落ち着きかけた頃のことであつた.乳幼児検診が取りあげられ,放射線被曝が問題になつたことがある.もちろん,それはまだLorenz法時代のことで,おむつカバー法がとりいれられてきた当時である.今にして思うとしかし,それはLorenz法の揺れ動き初めであつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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