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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻10号

1977年10月発行

文献概要

臨床経験

選択的椎骨動脈造影術(VAG)後に見られたtemporary cortical blindnessの2症例について

著者: 篠遠彰1 玉置哲也1 守屋秀繁1 鈴木弘1 渡部恒夫1 山浦晶2

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室 2千葉大学医学部脳神経外科学教室

ページ範囲:P.993 - P.997

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 近年,整形外科領域において,頸髄症,頸髄腫瘍,脊髄血管奇型などの一診断法として椎骨動脈撮影を行なう機会が増加している.診断および外科的治療に際し,vertebral angiography(以下VAG)により椎骨動脈の走行をあらかじめ知ることは,これら諸疾患の治療方針の決定に重要である.当教室では過去4年間に,大腿動脈からのSeldinger法による35例の選択的VAGを施行し,特記すべき合併症を経験していなかつたが,最近VAG後のtemporary cortical blindness(以下T. C. B.)の2例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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