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臨床経験
股関節に発生した興味あるosteochondromatosisの2症例について
著者: 大木勲1 神沼誠一1 渡辺脩助2
所属機関: 1自治医科大学整形外科学教室 2厚生年金湯河原整形外科病院
ページ範囲:P.1008 - P.1013
文献購入ページに移動OsteochondromatosisはReichelの報告以来,その発生原因につき種々の説が出され,興味が持たれている.最近我々は比較的稀とされている股関節に発生した興味ある症例を経験した.2例とも多数の遊離体が存在し,1例においては,病的骨折を伴つた非常に珍しい症例であつた.他の1例は761個もの多数の関節内遊離体が存在し,手術後8年の経過を観察し得た.これら2症例を中心に検討し,若干の文献的考察を加えて報告する.
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