文献詳細
文献概要
視座
大腿骨前捻について
著者: 池田亀夫1
所属機関: 1慶応義塾大学整形外科
ページ範囲:P.1033 - P.1033
文献購入ページに移動先天股脱を数多く扱う整形外科医にとつて大腿骨頸部前捻はきわめて重要な問題であつて,前捻角の測定法,測定値の正確さ等について払われた先人の努力は周知のように極めて多大である.捻転などの幾何学的関係を考え便宜上,大腿骨を解剖学的に骨頭ならびに頸部を含む近位端部,骨幹部および顆部に三大別し,それぞれに頸軸,骨幹軸ならびに通顆軸(または顆部後方切線)を想定し,いろいろの方法が提案されている.
掲載誌情報