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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻3号

1977年03月発行

文献概要

臨床経験

Dysphagiaを件つたankylosing cervical hyperostosisの1例

著者: 江川正1 朝長圀夫1 佐藤寿彦1 瀬良敬祐1

所属機関: 1長崎市立市民病院整形外科

ページ範囲:P.282 - P.286

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 1897年,StrumpellおよびPierre Marieがankylosing spondylitisについて報告以来,長い間本疾患がspinal ankylosisの唯一の原因と考えられてきたが,1950年,Forestier2)は臨床的,解剖学的,レ線学的観点よりspinal ankylosisの特殊型としてsenile ankylosing hyperostosisを報告し,前者と区別した,それ以来,Bick2)は"Vertebral Osteophytosis",Smith,PughおよびPolley2)は"Physiologic Vertebral Ligamentous Calcification",Ott2)は"Spondylosis Hyperstotica"などとそれぞれ提唱しているが,1959年,Lackner1)はForestier病という疾患名による記載を行つている.
 最近私共は,頸椎レベルにおける本症の異常化骨が原因となつて,dysphagiaを生じた1例を経験したので文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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