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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻4号

1977年04月発行

特集 胸椎部ミエロパチー

胸椎後縦靱帯骨化に対する椎弓切除術の経験

著者: 村上弓夫1 馬場逸志1 木村治1 久保田政臣1 新谷貫之1 吉村理1 中崎哲郎1 小山鉱三2 坂信一2 住元吉明2

所属機関: 1広島大学医学部整形外科学教室 2府中総合病院整形外科

ページ範囲:P.345 - P.352

文献概要

はじめに
 胸椎の後縦靱帯骨化(以下PLLOと略す)は頸椎のそれに比し稀であるが,脊髄症状の合併頻度が高く,椎弓切除術の成績も不良である場合が多いことは,諸家の報告でよく一致しており治療上,問題の多い疾患の一つとされている.われわれは過去約6年間で広大ならびに関連病院で経験せる胸椎PLLOは19例であり脊髄症状を有するものは12例であつたが,そのうち6例に対して椎弓切除を行つた.症例数,術後経過年数ともに十分とはいえないがその成績を供覧しご批判を仰ぎたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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