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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻4号

1977年04月発行

文献概要

特集 胸椎部ミエロパチー

胸椎椎管内靱帯骨化のX線所見と症状との関連について

著者: 宮坂斉1 辻陽雄1 井上駿一1 藤塚光慶1 渡部恒夫1 永瀬譲史1

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.381 - P.386

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はじめに
 近年,脊椎管内における靱帯骨化が,頸椎部や胸椎部をとわずしばしば重篤な脊髄麻痺をおこしうることから,外科的脊椎疾患の1つとして注目をあびるようになつたが,胸椎部における椎管内靱帯骨化に関してはむしろ症例報告的なものが散見される現状にある.従つて,診断および治療上多くの未解決の問題点を含んでおり,治療成績は必ずしも満足すべきものではない.ここで,本症の臨床的特徴と病態の一端を把握することは成績向上の1つの要因ともなると考えられる.
 今回,われわれの経験した胸椎椎管内靱帯骨化32例(うち手術例9例)のX線学的所見と臨床症状を中心として検討を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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