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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻4号

1977年04月発行

文献概要

特集 胸椎部ミエロパチー

胸椎部脊柱管内靱帯骨化によるmyelopathyの手術例の検討—後縦靱帯と黄色靱帯の骨化による

著者: 金田清志1 藤谷正紀1 本間信吾1 樋口政法1 藤田正樹1 大西英夫1 越前谷達紀1 大脇康弘1

所属機関: 1北海道大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.387 - P.394

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 脊柱管内靱帯の後縦靱帯や黄色靱帯の骨化による脊柱管狭窄が脊髄圧迫症状を呈することは,頸椎後縦靱帯骨化症では一般に知られてきた9).そして,その手術的治療法や成績については数多くの報告がある.胸椎部における脊柱管内靱帯骨化による脊髄症については,報告が少い.外国では最近Forcicr & Horsey(1970)8)の一例報告があるに過ぎず,一方わが国では,頸椎後縦靱帯骨化症の概念が一般化した最近になりやつと胸椎部のことが注目されだした4,10〜12)
 当教室では,現在まで胸椎部脊柱管内靱帯骨化による圧迫性脊髄麻痺の手術例が27例ある.このうち黄色靱帯骨化のみによるもの8例,後縦靱帯骨化のみによるもの4例で,残りの15例は後縦靱帯と黄色靱帯両者の骨化によるものである.今回これらの15例につき検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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