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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻6号

1977年06月発行

文献概要

臨床経験

腰椎後側方固定術の成績と適応について

著者: 田島直也1 皆川敦1 河合尚志1 田口厚2 菅尚義2 三原和夫3 保野浩之3

所属機関: 1長崎大学医学部整形外科学教室 2長崎原爆病院 3長崎労災病院

ページ範囲:P.602 - P.608

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はじめに
 脊椎固定術は主に前方侵入路と後方侵入路に2大別される.歴史的には後方侵入が早く1911年のAlbeeに始まり,Hibbs,Henle,Bosworth,本邦では光安,西,河野その他多くの発表がみられる.後方侵入の椎体固定法は1953年Clowardの報告があり,最近,山口らの発表がみられる.一方前方侵入法は,1948年のLaneをはじめ,Harmon,Hodgson,鈴木,岩原,井上,中野をはじめ,多くの優秀な成績が報告されている.ここ10数年の脊椎固定術の成績は手術法の難易,侵襲度の大小が術式によつてあるにせよ,ほぼ優秀でいずれも甲乙つけ難く,術者の習熟された方法が選択されることが多い.
 私達は昭和46年以降,主に腰椎後側方固定を行ない,現在まで200余例に達した.昭和50年10月の時点で術後2年以上経過し,かつ直接検診できた96症例,136椎間につき,その成績を発表し,さらに本法の適応について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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