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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻7号

1977年07月発行

文献概要

論述

慢性関節リウマチにおける外反母趾と種子骨の関係

著者: 石川斉1 藤田久夫1 広畑和志1

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.677 - P.681

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はじめに
 慢性関節リウマチにおける前足部変形,即ち外反母趾bunionの形成,cook up toesなどは外観や美容の点からは勿論のこと日常生活での靴や履物の着脱にとつて見逃すことのできない大きな変形である.これらに続いて2次的に足背,足底に多数の胼胝を形成してくると,しばしば強い疼痛を訴える患者も多い(第1図).DuVries1)らは通常に見られる外反母趾は近代社会のfasion化によつて先細の靴を履くことが,この変形を起こさせる大きな因子になると唱えているが,果してリウマチ患者に見られる外反母趾の成因も同様に考えてよいものであろうか.そこで著者らは,前足部に愁訴を有するリウマチ患者の足における外反母趾と種子骨の関係,それに関節破壊の程度を検討したので,その成果を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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