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論述
脊柱側彎症に対する後方固定術の遠隔成績について—Castによる矯正固定と術後早期離床例
著者: 渡辺秀男1 加藤実1 太田和夫1 児玉芳重1 小野村敏信2
所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室 2大阪医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.765 - P.772
文献購入ページに移動1917年および1924年にHibbsにより脊柱側彎症に対する脊椎後方固定術が報告されて3,4)以来,このHibbs法が本症に対する基本的な手術療法として広く行なわれるようになつた.その後,術後の外固定法としてturnbuckle castに代つてlocalizercast(Risser)が考案され12),更にHarringtonによるinstrumentationの開発5)は本症に対する観血的療法の成績を一段と向上させた.
しかし,脊椎固定術により獲得された矯正角の戻りをより少くするために,また偽関節の発生を防ぐために術後どの程度の期間臥床安静をとらせるべきかについては未だ多くの議論がある所である.
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