icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科12巻9号

1977年09月発行

文献概要

論述

偽関節および遷延癒合骨折の骨癒合能力について

著者: 山本真1 真角昭吾1 石井勝巳2

所属機関: 1北里大学医学部整形外科学教室 2北里大学医学部放射線科学教室

ページ範囲:P.842 - P.849

文献購入ページに移動
はじめに
 私達は長管骨骨折の骨接合術としての髄内釘固定に一工夫を加え,螺子横固定や髄内圧迫などの手法を用いて良好な骨癒合を得てきたことはすでに報告した8,13,14,16).そして75年版「あすへの整形外科展望」の中の「髄内釘骨接合術の新しい試みと問題点」16)という論文において,問題点として2つをあげた.その1は骨癒合と圧迫力との関係について,その2は偽関節治療についての疑問であつた.
 始めの問題点に関しては「骨折治癒過程に及ぼす機械的因子の作用の再考察」17)という小論にて,臨床例とささやかな実験結果をもとに一応の考え方を述べることができた.今回は第2の問題点について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら