文献詳細
臨床経験
胸腰椎におけるdiscographyの意義について
著者: 田島健1 山川浩司1 谷良久1 沢海明人1 倉持英輔2
所属機関: 1福島赤十字病院整形外科 2国立郡山病院整形外科
ページ範囲:P.877 - P.882
文献概要
1948年Lindblomがdiscographyについて発表して以来,わが国においても幾多の先人達によりその功罪が論じられてきたが,われわれは日常の診療を通じて,その評価について改めて考えることは意義のあることと考えた.
近年の各種補助診断法の進歩発展に伴い脊椎疾患に対する診断率および術後成績は向上しているが,検査法も多様化しその選択を如何に使い分けるべきかは議論の多い所である.われわれは数年来各種検査法を通じて手術所見と合せ検討してきたが,discographyは症例を選べばすぐれた補助診断法であると考えるに至つた.
掲載誌情報