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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻10号

1978年10月発行

文献概要

臨床経験

頸椎後縦靱帯骨化を有しながら他の原因で発症した脊髄症症例について

著者: 栗原章1 片岡治1 謝典穎1

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.935 - P.941

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はじめに
 頸椎後縦靱帯骨化(以下OPLL)が,頸部脊髄症を惹起することは,よく認識されているが,一方,頸椎にOPLLが認められても無症状のものもあることも知られている1〜4,7).さらに,頸椎にOPLLを有するものは,他の脊椎管構成靱帯の骨化を伴うことも多い2,5,6).従つて,頸椎にOPLLがみられ,脊髄症状を呈する症例の診断と治療にあたつては十分な検討を要する.今回,われわれは,頸椎にOPLLを有しているが,OPLL以外の原因で脊髄症を発症していると考えられ,それに対応した観血的治療を行なつた症例について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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