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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻10号

1978年10月発行

文献概要

臨床経験

著明な出血傾向を来たした転移性骨腫瘍の2例—DICの要約

著者: 荻野幹夫1 蜂須賀彬夫1 小坂正1 古谷誠1 浅井春雄1 村瀬孝雄1 井上肇2 三上隆三2

所属機関: 1国立病院医療センター整形外科 2聖路加国際病院整形外科

ページ範囲:P.942 - P.945

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はじめに
 近年凝血学的検査法の進歩によつて,正常の凝固諸因子が急速にかつ大量に血管内の多発性血栓形成によつて消費され,その結果,著しい出血傾向が出現するDIC(disseminated intravascular coagulation)はdefibrination syndrome,ICF症候群(intravascular coagulation with fibrinolysis syndrome)等と呼ばれ,各科領域で注目されている.整形外科領域でもDIC症候群はそれ程稀なものとは思えないが,なお多くの報告はなされていない.本文の目的は,経過中DICを起こした2例の転移性骨腫瘍例を報告し,DICの概念や診断治療法の要約を試みることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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