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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻10号

1978年10月発行

文献概要

臨床経験

Kasabach-Merritt症候群—病的股関節脱臼を呈した症例

著者: 渡辺正美1 井沢淑郎1 亀下喜久男1

所属機関: 1神奈川県立こども医療センター整形外科

ページ範囲:P.967 - P.970

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 血管腫は稀に血液凝固系の異常を伴う場合があり,1940年KasabachおよびMerritt1)が血小板減少症を合併した血管腫を初めて報告した.以来Kasabach-Merritt症候群,hemangioma-thrombocytopenia症候群,さらにhemangioma with disorder of coagulationなどの名称にて欧米では今日までに少なくとも80例以上の報告がなされている.本邦での報告は比較的少なく,小児科2),皮膚科3),放射線科4)等における報告がほとんどで,整形外科領域では,堺田5),工藤6)らの計3例にすぎない.
 なお病的股関節脱臼を伴つた症例の報告は本症例が初めてと思われる,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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