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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻11号

1978年11月発行

文献概要

臨床経験

膝半月板骨化症の1例

著者: 清水正章1 板倉和資1 嘉悦博1

所属機関: 1清水整形外科病院

ページ範囲:P.1075 - P.1078

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 膝半月の骨化症については1931年Wollenbergの報告以来sesamoids in the knee jointまたはlunulae(Pearson 1921)とかあるいはossification in the internal semilunare cartilage(Burrow 1934),ossicle in the knee menisci(Symeoider 1972)などと種々の名称で呼ばれているが,半月の石灰化と異なりその報告例は極めて少なく,私の調べた範囲では外国例23例,本邦19例にすぎない(第1表).
 Weaver(1942)は骨化機転に関して半月に変性のみられるものをsecondary,みられないものをprimaryと区別しているが,骨化の大部分はsecondaryで硝子様軟骨組織を基盤とした骨形成であり,primaryすなわちinter meniscal lunulaeといわれる症例は更に少ないと述べている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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