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臨床経験
急激に四肢麻痺を呈した若年期頸部脊柱管狭窄の4症例
著者: 持田譲治1 若野紘一1 田中守1 里見和彦2 柴崎啓一2
所属機関: 1国家公務員共済組合立川病院整形外科 2国立療養所村山病院整形外科
ページ範囲:P.1145 - P.1151
文献購入ページに移動頸椎症性脊髄症の発症に頸部脊柱管個有の前後径の狭小が少なからず関与することは,Wolf1)(1956),Payne,Spillane2)(1957),Hinck3,4)(1964)等諸家の指摘するところであり,わが国でも近年,森5)(1968),今井6)(1970),長島7)(1973)ら数多くの報告がなされている.
しかし大部分の症例は加齢的変化が増強する中,高年層に発症したものであるが,今回われわれは14歳から32歳までの若年期に発症し,急激な四肢麻痺を呈した頸部脊柱管狭窄を有する4症例を経験し,X線所見,臨床像の特長ならびに治療上の問題点について検討したので報告する.
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