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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻2号

1978年02月発行

文献概要

論述

下位頸椎リウマチによる脊髄症について

著者: 片岡治1 栗原章1 木村浩1 沢村誠志2 小林勝2

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室 2兵庫県リハビリテーションセンター

ページ範囲:P.114 - P.120

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まえがき
 慢性関節リウマチ(以下RAと略す)の頸椎病変発生率は,古くは40%といわれ5,17),最近ではclassical RAとdefnite RAの80%に頸椎X線異常所見を認めた報告がある10).そして,これに伴う神経症状・所見および外科的治療法の報告が,occipito-atlanto-axial complexに関しては多いが,subaxial levelでの頸椎RA変化に伴う頸部脊髄症についての報告は欧米でも比較的少なく,日本では見当たらない.また,この問題は重要でないと示唆している研究者もある6,9,12,18).最近,それぞれ特殊な原因で発生したsubaxial levelでのRA頸椎による脊髄症の2例に,外科的治療を施行してかなりの効果与えたので,その概要与述べ,RA下位頸椎病変による頸部脊髄症の外科的治療の問題点につき論じたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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