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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻2号

1978年02月発行

文献概要

臨床経験

Benign chondroblastomaの4例

著者: 荻野幹夫1 古谷誠1 浅井春雄1 蜂須賀彬夫1 笹哲彰1 村瀬孝雄1 小坂正1 高橋洋2 土居通泰3

所属機関: 1国立病院医療センター整形外科 2三楽病院整形外科 3都立大塚病院整形外科

ページ範囲:P.155 - P.161

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はじめに
 良性軟骨芽細胞腫,benign chondroblastoma(以下BCと略す)は,骨原発性良性腫瘍の中ではまれなもので,良性軟骨系腫瘍中でも,chondromyxoid fibromaなどとともにまれなものである.本腫瘍はKolodny(1927)12),Ewing(1928)5)が初期の記載をし,Codman(1931)2)が9例の報告をして以来独立疾患と認められ,Jaffe & Lichtenstein(1942)8)がbenign chondroblastomaと名づけて以来,その名で報告されることが多くなつた.
 BCは,臨床的に特徴があり,その存在を知つていれば,年齢,発生部位,X線像などで,診断上の疑いを置くことは容易である.わが国の報告は文献上20例を越えず,少数である.本文の目的はBC4例の報告と,考察を加えることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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