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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻2号

1978年02月発行

文献概要

臨床経験

伸筋腱が整復障害因子となつた環指MP関節背側脱臼の1症例

著者: 阿部宗昭1 木下光雄1 南部正敏2

所属機関: 1大阪医科大学整形外科学教室 2南部病院

ページ範囲:P.171 - P.175

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 MP関節背側脱臼は,若年者の示指に好発し,指が過伸展位を強制された場合に生ずる.本脱臼は徒手整復が困難で,そのほとんどが観血的整復術を要するが,その整復障害因子については掌側に突出した中手骨頭が屈筋腱,掌側板,靱帯などより成る井桁構造に捕捉されるためであるとするKaplanの意見が代表的なものとされている.
 著者らは,最近,受傷機転および整復障浩因子死が従来の報告例と全く異なる環指MP関節背側脱臼の症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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