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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻2号

1978年02月発行

文献概要

臨床経験

殿筋拘縮症の1例

著者: 野口耕司1 田村清1

所属機関: 1神戸中央市民病院整形外科

ページ範囲:P.184 - P.187

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はじめに
 大腿四頭筋拘縮症に代表される子供の筋拘縮症はHnévkovsky's3)(1961)以来数多くの報告がみられ,その原因については先天性と後天性があることが知られている.大部分を占める後天性筋拘縮症の原因として,乳幼児に対する薬液の筋肉内注入に原因があるとされ,現在医原病として社会問題となつている.そのため筋肉内注射を受ける部位は大腿四頭筋から殿筋へと移行する傾向がみられる.しかしその障害が軽いせいか殿筋拘縮症の報告は意外に少ない.今回われわれは筋肉内注射が原因と思われる殿筋拘縮症の1例を経験し手術の機会を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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