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臨床経験
胸骨柄部硬化性骨髄炎について
著者: 喜多正鎮1 西崎博巳1 江口正雄1
所属機関: 1九州大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.235 - P.242
文献購入ページに移動胸骨柄部体部間関節(manubriosternal joint,以下MS関節と略す)に腫脹,疼痛をきたす疾患はきわめて稀であり,Zimmer(1939),Liévre(1952)の発表した柄部体部間関節症,Savill(1951)の強直性脊椎炎におけるものが主で,そのほか慢性関節リウマチ,結核などが報告されている.われわれは臨床的にMS関節症と酷似し,レ線上胸骨柄部の骨硬化とMS関節,胸鎖関節に関節症変化をきたす3名を経験したので報告する.
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