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臨床経験
Weber-Huggler型人工骨頭の摩耗とその対策について
著者: 木下勇1 森本博之1 佐藤和之1 小川恭弘1 橋本博行1 佐々木徹1 滝川昊2
所属機関: 1徳島大学医学部整形外科学教室 2高松市民病院整形外科
ページ範囲:P.269 - P.274
文献購入ページに移動Weber-Huggler型prosthesisは,ソケット,骨頭ボール,ステムの三つの部分からなる機構の特異なことと,若年層に使用した場合にも将来交換手術が容易であるという点から,比較的多くの整形外科医によつて採用されてきた.また,hemiprosthesis(単純人工骨頭)としても大腿骨頸部骨折などに応用されてきた.
われわれも過去5例のみにWeber-Huggler型hemiprosthesisを施行した.しかし,生存3例のすべてが術後1〜2年目にして破綻をきたし,うち2例に改修手術を必要とした,ここにこれらの症例に基づく知見を報告する.
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