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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻3号

1978年03月発行

文献概要

臨床経験

サッカー選手にみられたsubungual exostosisの1例

著者: 内藤二郎1 武部恭一1 前田昌穂1 水野耕作1

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.289 - P.292

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 手指および足趾の末節骨の爪下に発生するexostosisは,subungual exostosisと呼ばれ,比較的稀な疾患とされている.subungual exostosisは,1839年Dypuytrenにより初めて記載され1),欧米においては,それ以後数多くの報告があり,本邦では,1963年佐藤の報告2)以来32例みられる.本邦での報告例がこのように少ないのは,本疾患による臨床症状の発現が比較的少ないために,見すごされるためで,実際には,もつと高頻度に存在するのではないかと考えられる.最近われわれは右母趾に発生した本症の1例を経験したので,症例を報告すると共に,本疾患の発生原因等につき,若干の考察を述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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