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雑誌目次

雑誌文献

臨床整形外科13巻4号

1978年04月発行

雑誌目次

特集 脊椎の炎症性疾患

非感染性脊椎炎の病理組織像—強直性脊椎炎の剖検例を中心に

著者: 児島義介 ,   小野啓郎 ,   辻本正記 ,   大田寛 ,   浜田秀樹 ,   前田晃

ページ範囲:P.297 - P.306

はじめに
 強直性脊柱炎(ankylosing spondylitis)は代表的なリウマチ病の1つである.これまでわが国では非常に稀な疾患であると考えられてきたが,1970年辻本1,2)らの調査によつて強直性脊椎炎(以下ASと略す)は決して日本では少ない脊椎疾患ではなく,その多くがみすごされてきたことが指摘され,その有病率は全人口の0.04%であると推定されている.1973年Schlosstein3)とBrewerton4)がASとHLA-B 27との間にきわめて密接な相関性があることを,それぞれ独自に報告した.各種の疾病とHLAとの関連がとりあげられるにつれ,わが国でもASが興味ある疾患として注目されてきた,われわれはASと診断したのち約10年の経過後剖検する機会があつた1例を経験した.本邦ではASの脊椎病理に関する報告例はいまだない.頸椎から仙骨まで剔出し脊椎全般を詳細に観察することができた.本論文では非感染性脊椎炎という主題にしたがつて,症例は少ないがAS 1例と5例の慢性関節リウマチ(以下RAと略す)の脊椎病理について検討する,最近経験したRAの剖検例でASの椎間板骨化と肉眼的,組織学的に非常に類似した例がみられた.ASとRAを骨化と炎症という面から比較して述べる.

化膿性脊椎炎—診断と治療について

著者: 国分正一 ,   津久井俊行 ,   酒井克宜 ,   武田久雄 ,   黒沢大陸 ,   田中久重 ,   八幡順一郎

ページ範囲:P.307 - P.316

はじめに
 化膿性脊椎炎は,かつて本邦にあつては,それに対する認識が十分でなかつたためか稀なものと考えられ,圧倒的多数の脊椎カリエスの陰にかくれてかえりみられることが少なかつた.しかし,最近は,脊椎カリエスの発症数の激減に伴つて,その臨床上の重要権が増大している.従来の化膿性脊椎炎の報告例は典型的な急性炎症状をもつて発症した症例がほとんどである.しかし,実際は,急性に発症したものでも診断されずに病勢が慢性化した症例,あるいは,Smith(1933)21)の良性型の症例,Kulowski(1936)15),Guri(1946)5)のいら亜急性,潜行性に発症する症例を含めれば,しばしば遭遇することが予想される疾患である.
 化膿性脊椎炎の診断は,host-parasitc relationshipを基本として化学療法によつて色付けされる多様な病像の理解によつて,はじめて可能となる.また,その治療は両一的なものでなく,症例の病像に即したものが望ましい.私達は昭和43年以来過去10年間に,38例の化膿性脊椎炎新鮮例を経験した.それらの臨床症状,臨床検査成績およびX線像を検討して,最近の本症の特徴を把握するとともに診断の要点,特に脊椎カリエスとの鑑別点の整理に努め,一方,治療の経験および椎体病巣部の病理組織学的検討の結果から,治療法,特に治療法の選択の問題について考察を加えたい.

化膿性脊椎炎の臨床像—結核性脊椎炎との比較

著者: 下出真法 ,   山崎典郎 ,   曽我恭一

ページ範囲:P.317 - P.322

 結核性脊椎炎が抗結核療法の進歩により激減したため,従来まれとされていた化膿性脊椎炎が相対的に増加するわけであるが,これも抗生物質の開発普及により,その臨床像は過去のものと趣きを異にしてきたようである.すなわち,急性の経過をとり予後不良の疾患とされていた化膿性脊椎炎が16,17,23,27,30),抗生物質の開発普及した時期と一致して,慢性の経過をとるものが多く予後良好の疾患であるとの報告が増加し一般的となつてきている1,3,4,10,18,19,21).今回我々はこの化膿性脊椎炎について,1970年以後当科にて診療し経過観察した症例を中心として結核性脊椎炎との比較を中心に,最近の傾向,診断,治療の問題点につき論じたい.

腰椎椎間板手術後の椎間板炎と脊椎炎

著者: 金田清志 ,   藤谷正紀 ,   本間信吾 ,   樋口政法 ,   野原裕 ,   大西英夫 ,   大脇康弘 ,   百町国彦 ,   藤田正樹

ページ範囲:P.323 - P.331

はじめに
 脊椎外科で最も一般的なものは腰椎椎間板ヘルニアの手術であろう.この手術の適応,手技,遠隔成績などは多く報告されており,一方手術成績不良の原因としての合併症も検討されてきている.しかし,後者の中で術後椎間板炎postoperative disc spacc infectionについての検討は少ない.その理由は,頻度が少ないこと,closed space infectionであり臨床症状が特異で診断されにくいことなどのためでもあろう.1972年から1977年までの5年間に当科で治療した腰椎椎間板ヘルニア手術後の椎間板炎が20例あり,これらにつき検討した.

いわゆる椎間板炎について—特に血行性感染と思われる症例について

著者: 原子健 ,   東野修治 ,   原田征行 ,   藤沢洋一 ,   木村弘 ,   王子知行 ,   川岸利光 ,   中沢成史 ,   増岡昭生

ページ範囲:P.332 - P.337

はじめに
 脊椎手術操作,椎間板造影,腰椎穿刺後のいわゆる椎間板炎の報告は割合多く見られるが,血行性椎間板炎の報告は少ない.今回我々は血行性椎間板炎と思われる症例を5例得たので考察を加え報告する.

脊椎カリエスの診断に際して椎体のneedle biopsyの有用性とその限界について

著者: 小山正信 ,   服部奨 ,   早川宏 ,   河合伸也 ,   斉木勝彦 ,   東良輝 ,   礒部輝雄 ,   伊達洋次郎 ,   小田裕胤 ,   今釜哲男 ,   山口芳英 ,   繁冨頼雄 ,   井之川義典 ,   宮本龍彦 ,   開地逸朗 ,   平田晴夫 ,   森脇宣允 ,   重松昭彦

ページ範囲:P.338 - P.346

 整形外科領域において脊椎疾患患者の占める割合は決して少なくない.脊椎疾患の診断に際して,臨床症状と各種臨床検査,殊にX線検査が有力な補助診断法となつているが,常に確定診断ができるとは限らず,ある一定期間の経過を観察して決定される例も多々ある.病巣部を直接穿刺し病理組織学的検査,あるいは細菌検査ができれば診断の確定に有力な手がかりとなる.
 私共が椎体生検を思いたつたのが昭和39年であり,当時外国文献が主で,本邦では棟方1)の報告をみるのみであつた.そこで,まず椎体生検の方法を確立するために,屍体(30体)で椎体周囲の臓器の位置的関係を調査し,その上で安全な穿刺方法を検索し,昭和40年より臨床応用し,現在まで約200余例に達したので,椎体生検に際して必要な解剖,方法,手技,適応,現在までの検査成果等および結核性脊椎炎の診断に関して記述する.

当教室における脊椎カリエス例—特に術前診断を誤つた症例について

著者: 栗本一孝 ,   小野村敏信 ,   遠藤紀 ,   上出茂夫 ,   渡辺寛 ,   山本定 ,   高井澄男 ,   服部良治

ページ範囲:P.347 - P.353

はじめに
 脊椎カリエスは,近年の化学療法や予防医学の進歩に伴い,臨床上の頻度は減少しているが,脊椎疾患の診断の上ではなお重要な意義を有する疾患であることに変りは無い.
 最近経験された症例においては,臨床所見や経過が必ずしも,典型的なあるいは古典的な病像を示さない場合があり,病像とくに初期像においては,原発性脊椎腫瘍や,転移性脊椎腫瘍との鑑別診断が困難な例が多いようである.

脊椎カリエスに対する病巣廓清術の経験

著者: 笠井実人 ,   田村清 ,   井上紀彦 ,   伊藤吾希夫

ページ範囲:P.354 - P.361

はじめに
 敗戦後,日本が窮乏のどん底にあつて結核が多発した時期に,笠井は国立京都病院に勤務して,とくに戦地から引き揚げて来た多数の脊椎カリエスの患者を診ることができた.たまたまストマイを始めとする抗結核剤が発見されて,脊椎カリエスに対しても,京大整形外科の先達が手がけて来た病巣廓清術を近藤鋭矢教授,山田憲吾講師(当時)の指導の下に行なつたが,その後約30年,一貫した力針の下に手術的療法にとり組んで来た.
 この疾患は通常脊椎の前の部分を構成する椎体および椎間板がおかされるから,前方から到達する方がより徹底した病巣の廓清ができるわけである.後方から入つたのではblindな操作に終つて,"病巣の廓清"とは程遠い結果になる,したがつて常に前方から進入することに苦労して来たわけである.これが私の一貫した方針であつた.

Pott麻痺39症例の手術成績について

著者: 百町国彦 ,   中下健 ,   依田有八郎 ,   藤田正樹 ,   金田清志 ,   藤谷正紀 ,   本間信吾 ,   樋口政法

ページ範囲:P.362 - P.370

いとぐち
 脊椎カリエスの患者発生率は,種々の抗結核剤の開発や公衆衛生医療活動の普及により,近年著明に減少し,一般の官公立病院では,活動性の病巣を有して来院する症例は年間1〜2名ともいわれている.しかし,当科では,国立療養所という特性もあつて,全道から集まつて来る症例は最近でも年平均20名前後あり,一向に減少しておらず,また,それらの中には,Pott麻痺,高度亀背,難治性瘻孔そして重症肺結核等の合併症を有するものが多く,年齢の高齢化も相俟つて,その治療に困難を覚える場合が少なくない.
 以下,最近10年間のPott麻痺症例の手術成績を中心に,いささかの考察を加えて報告する.

広範囲罹患カリエス手術症例の検討

著者: 児玉寛 ,   国定寛之 ,   大淵真爾 ,   井上周 ,   今井健 ,   島田公雄 ,   難波孝太郎

ページ範囲:P.371 - P.376

 脊椎カリエスに対する手術症例は近年激減しているが皆無ではなく,稀に最近発症したと思われる新鮮例に遭遇することもあるが,多くの場合,陳旧広範囲例が多いように思われる,われわれは過去10年間におこなつた広範囲罹患カリエス手術例について(病巣椎体切除,前方固定術),比較的移植骨が短かくてすむ高度の角状亀背形成例を除き,長尺の移植骨を要する症例について検討をおこなつてみた.

脊椎カリエス高度亀背の手術的治療に関する問題点

著者: 大谷清 ,   里見和彦 ,   満足駿一 ,   柴崎哲一 ,   野町昭三郎

ページ範囲:P.377 - P.386

はじめに
 我々が脊椎カリエスの亀背に対して脊椎カリエス根治手術と同時に積極的矯正を採り始めたのは1966年である,当時は後方骨切術,椎体病巣郭清術後に緩徐矯正する方法であつた.その詳細は整形外科22巻,6号に掲載した.この方法では高度亀背に対しては脊髄麻痺等の重篤合併症併発の危険があり,矯正は禁忌であつた.その後,1973年halo-pelvic tractionを亀背矯正領域へ導入して以来,高度亀背矯正にも画期的進歩がみられてきた.その方法,成績等については学会および雑誌(整形外科27巻,5号)で発表してきた.
 今日,高度亀背例の手術はhalo-pelvic tractionの併用なしでは不可能である.しかし本tractionの応用でも高度亀背の手術に伴う合併症をすべて防止することは到底望めない.我々は症例を重ねるとともに高度亀背例の手術に関して多くの問題点に遭遇してきた.

脊椎カリエスによる高度亀背に対する手術療法とその成績

著者: 井上駿一 ,   林道夫 ,   宮坂斉 ,   高橋和久

ページ範囲:P.387 - P.399

 脊椎カリエスにもとづく高度亀背に対する積極的矯正手術は1958年以来のHodgson2-6,10,11,15)らの仕事に負うところが大きい.最初の頃のanterior spinal osteotomy後,矯正と固定を一期的に行なう方法は麻痺の発生を見た例もあり,また獲得された矯正もあまり良好なものとは言えなかつたようである3,15).しかし1970年Dewald, Ray1)らにより本格的に使用されるようになつたHalo-pelvic traction apparatusが登場(Hodgson10,11)らが1958年にはじめて使用したといわれるが…)するにおよびカリエスの矯正手術は飛躍的な進展をとげるにいたつた.1974年Yau,Hodgsonら香港グループは平均115.5゜の30例の亀背患者に対しHalo-pelvic distractionを用い外科的矯正手術を加え平均28.3%の矯正を得た事を報告した15)
 千葉大学でも従来の高度後側彎症手術の経験をもとに1973年11月より千葉大学式Halo-pelvic traction apparatus8)を応用し,引きつづいて計画された一連のstaged operationを実施しほぼ満足すべき手術成績を得ているので以下その概略を述べたいと考える.

総括

特殊な脊椎炎の部

著者: 津山直一

ページ範囲:P.400 - P.401

 今回の脊椎外科研究会においては,脊椎外科の重要テーマである脊椎の炎症性疾患をとり上げた。近年の傾向として脊椎結核は激減したが,なお決して消滅はしておらず,その病態は昔日のような定型的な膿瘍形成をみることなく経過することが多くなり,他方非結核性化膿性脊椎炎も急激な発症をもつて始まる定型像を取らず,一次性慢性感染症として経過することが多くなり,両者の鑑別がはなはだ困難な場合が増している.このような非結核性脊椎炎,特異な脊椎炎,椎間板炎,結核性脊椎炎,Pott対麻癖,脊椎疾患に後遺する脊柱変形の対策をそれぞれ論じていただいた.

非結核性炎症の傾向の部

著者: 服部奨 ,   井形高明

ページ範囲:P.402 - P.404

 非結核性脊椎炎のセクションは主として化膿性脊椎炎に関する演題であつた.今回,報告された化膿性脊椎炎の総数は186例であつた.その多くは過去10年間における症例であり,臨床像の点で従来の報告例とはかなりの差異が認められ,これが一方において,脊椎カリエスないし骨腫瘍との鑑別を一層難しくさせているように思われた.そこで,報告例を総括し,本症の臨床像,確定診断,および治療などについて要旨を述べ,討論の焦点をまとめてみることにした.

非結核性炎症の診断の部

著者: 小野村敏信

ページ範囲:P.405 - P.406

 種々の要因によつて疾患の病態や発生率が変化し,また疾患それ自体に関する研究も進歩し,次々と多くの新しい検査法が導入されることなどによつて,疾病の鑑別診断が複雑化しつつあるのは一般的な傾向であると思われる.今回の脊椎研究会でも鑑別診断が繰返しとりあげられたが,筆者が司会を担当した「非結核性脊椎疾患,診断の部」(演題,発表者,別掲)について内容を簡単に紹介し診断上の問題点をまとめてみたい.
 先ず下出氏は最近経験した脊椎炎32例中の化膿性脊椎炎14例について述べ,本疾患が決して稀ではないこと,また亜急性ないし慢性の発症がその80%を占め,従来成書に記載されていた病態と異なる例の多いことを強調した.急性発症でない場合には当然結核性脊椎炎との鑑別が重要になるが,臨床症状やレ線検査等からは鑑別は困難なことが多く,経時的な観察が必要であり,適切な診断のためにはbiopsyが必要であると述べた.紫藤氏の発表は頸椎および上位胸椎にみられたカリエス2例,化膿性脊椎炎2例の転移性脊椎腫瘍7例を中心にこの部位における炎症性疾患と癌転移との鑑別に関するものである.

非結核性炎症(椎間板炎)の部

著者: 片岡治 ,   小野啓郎

ページ範囲:P.407 - P.409

 椎間板炎の概念は古くて新しいものである.Mayerが最初に報告したのは1925年であるが,未だに,椎間板炎の定義は確立されたとはいえない.
 第6回脊椎外科研究会のCセクションでは,この椎間板炎がとりあげられ,12題の演題が発表された.発表の12題の演題は別表のごとくであるが,以下,簡単に発表の要旨を総括し,その印象を述べたい.

非結核性炎症(症例報告)の部

著者: 辻陽雄

ページ範囲:P.410 - P.412

 2日目早朝から行なわれたこのセクションは化膿性脊椎炎に関する症例報告である.特異な経過を辿つたものや稀有な症例を含み,多くの問題点が提起され有意義であつた.頸椎部4題,胸椎部1題,腰椎部5題よりなる.

結核性脊椎炎最近の傾向

著者: 金田清志 ,   平林洌

ページ範囲:P.413 - P.415

 結核性脊椎炎の最近の傾向というところで8題が発表討議され,さらに4題の特殊な症例報告があつた.
 腰背痛の患者をみたら脊椎カリエスを疑えと言われた時代は過去のものとなり,現在では腫瘍を疑えと言われてる時かもしれない,10数年前と比較したら脊椎カリエスは減少しており一般の整形外科医の脊椎カリエスへの関心は薄れてきているであろう.それが典型的な脊椎カリエスが見のがされたりするもとになつているのであろうか.III-A-49大阪医大の栗本氏は脊椎カリエスと術前診断の誤つた7症例の検討について述べた,転移性腫瘍5例,シユモール結節1例,原発性腫瘍1例で,これらは脊椎カリエスの診断のもとに治療された41例中のものである.これら7例は,血沈亢進と白血球数増多は全例にあり,CRPは2例を除き陽性,ツ反は1例をのぞき陽性で,XP所見でも従来成書に記載されている脊椎カリエス所見を否定するものではなく,鑑別診断の難しさを述べるとともにnccdlc biopsyによる補助診断駆使の必要性を強調した.III-A-50国立埼玉病院の生越氏は脊椎カリエスはまだまだ油断のならない疾患と述べ最近5年間に経験した8例の分析から罹患年齢,部位,椎体数について言及した.

結核性炎症の治療の部

著者: 大谷清 ,   井上駿一

ページ範囲:P.416 - P.418

 第1席の名古屋保健衛生大吉沢氏らは7例に対する前方侵襲根治手術の経験を発表され,いずれも難治例で,高度亀背矯正の1例を含めてすばらしい成績であつた.吉沢氏は未だ脊椎カリエスは不治の病として医学の恩恵に浴していない患者もいることを指摘している.
 第2席の島根県立中央病院富永氏らは過去10年間に33例の脊椎カリエスを経験され,平均年齢は53歳で,11例に保存的治療,22例に手術的治療を施行した.治療の見解として麻痺のない例は保存的治療を原則とし,その結果により手術を選ぶ.手術は後方進入,前方進入を採るが,前者は主として高齢者に,後者は全身状態良好例としている.

結核性炎症によるPott麻痺とその治療の部

著者: 竹光義治

ページ範囲:P.419 - P.421

 この領域で論じられた内容は,①脊椎カリエスによる脊髄麻痺の最近における実態,②年齢,罹患椎体数と高位,罹患後の期間などとの関係,③手術成績,④手術成績と手術方法との関係,④治療成績に関与する諸因子,⑥不変,悪化の原因因子等である.

基本情報

臨床整形外科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1286

印刷版ISSN 0557-0433

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