icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻4号

1978年04月発行

文献概要

特集 脊椎の炎症性疾患

化膿性脊椎炎の臨床像—結核性脊椎炎との比較

著者: 下出真法1 山崎典郎1 曽我恭一1

所属機関: 1都立墨東病院整形外科

ページ範囲:P.317 - P.322

文献購入ページに移動
 結核性脊椎炎が抗結核療法の進歩により激減したため,従来まれとされていた化膿性脊椎炎が相対的に増加するわけであるが,これも抗生物質の開発普及により,その臨床像は過去のものと趣きを異にしてきたようである.すなわち,急性の経過をとり予後不良の疾患とされていた化膿性脊椎炎が16,17,23,27,30),抗生物質の開発普及した時期と一致して,慢性の経過をとるものが多く予後良好の疾患であるとの報告が増加し一般的となつてきている1,3,4,10,18,19,21).今回我々はこの化膿性脊椎炎について,1970年以後当科にて診療し経過観察した症例を中心として結核性脊椎炎との比較を中心に,最近の傾向,診断,治療の問題点につき論じたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら