icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻4号

1978年04月発行

文献概要

特集 脊椎の炎症性疾患

Pott麻痺39症例の手術成績について

著者: 百町国彦1 中下健1 依田有八郎1 藤田正樹1 金田清志2 藤谷正紀2 本間信吾2 樋口政法2

所属機関: 1国立療養所札幌南病院整形外科 2北海道大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.362 - P.370

文献購入ページに移動
いとぐち
 脊椎カリエスの患者発生率は,種々の抗結核剤の開発や公衆衛生医療活動の普及により,近年著明に減少し,一般の官公立病院では,活動性の病巣を有して来院する症例は年間1〜2名ともいわれている.しかし,当科では,国立療養所という特性もあつて,全道から集まつて来る症例は最近でも年平均20名前後あり,一向に減少しておらず,また,それらの中には,Pott麻痺,高度亀背,難治性瘻孔そして重症肺結核等の合併症を有するものが多く,年齢の高齢化も相俟つて,その治療に困難を覚える場合が少なくない.
 以下,最近10年間のPott麻痺症例の手術成績を中心に,いささかの考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら