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文献概要
1977年第12回日本パラブレジア学会に会長百瀬教授がBostonのAlain B. Rossier教授を招待せられた.
Rossier教授は車椅子生活者である.Documenta Geigy,Acta clinica No. 3 Rehabilitation of the Spinal Cord Injury Patient 1964の著書で日本にも知られているはずである.元来はSwissのLausanneの出身で1957年にLausanne医科大学を卒業し,翌年Doctorの称号を得たのであるが,大学卒業の前年,1956年水泳中の彼の上に跳込台より,跳降りた者が彼の背中の上に落ち,脊椎を傷つけ脊髄損傷を受けたと彼自身より聞いた.学生中にこのような重度の障害を持つことになつたが,彼は決して絶望しなかつた.車椅子訓練にも堪え,車椅子で医学者として活動しようと決意した.
Rossier教授は車椅子生活者である.Documenta Geigy,Acta clinica No. 3 Rehabilitation of the Spinal Cord Injury Patient 1964の著書で日本にも知られているはずである.元来はSwissのLausanneの出身で1957年にLausanne医科大学を卒業し,翌年Doctorの称号を得たのであるが,大学卒業の前年,1956年水泳中の彼の上に跳込台より,跳降りた者が彼の背中の上に落ち,脊椎を傷つけ脊髄損傷を受けたと彼自身より聞いた.学生中にこのような重度の障害を持つことになつたが,彼は決して絶望しなかつた.車椅子訓練にも堪え,車椅子で医学者として活動しようと決意した.
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