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吉野式膝人工関節—第二報 脛骨における人工関節挿入前と挿入後の荷重試験について
著者: 小坂弘道1 内田詔爾1 吉野槇一1 木村賛2
所属機関: 1都立墨東病院リウマチ科 2帝京大学医学部法医学教室
ページ範囲:P.438 - P.442
文献購入ページに移動われわれは主にrheumatoid kneeに対して,脛骨板,「軸あり」膝人工関節としてShiers型とGuepar型,「軸なし」膝人工関節としてGeomedic型を挿入した.その術後成績から,1)外国製膝人工関節は日本人に大き過ぎる.2)「軸あり」膝人工関節はmetalosisが生じ易い.3)Geomedic型膝人工関節は大腿膝蓋骨関節に疼痛が生じ易いことなどがわかつた.そこでこれら問題点を考慮に入れてYoshino typc I膝人工関節を製作し臨床に応用した.しかし,この人工関節も術後観察期間が長期になるに従つて,Geomedic型膝人工関節と同様,左右のthrust,脛骨部人工関節のsinking(特に骨皮質に対する脚の影響)などが起きてきたので,脛骨部を大幅に改良したYoshino type II膝人工関節を製作した.本人工関節の構造,手術手技,適応,臨床成績については,「吉野式膝人工関節,第一報」ですでに本誌に報告してある.
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