文献詳細
文献概要
臨床経験
Occipito-cervical anomalyにより四肢麻痺を来たした3症例
著者: 川岸利光1 東野修治1 原田征行1 王子知行1 中沢成史1
所属機関: 1弘前大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.507 - P.513
文献購入ページに移動頭蓋・頸椎結合部には種々の先天性発育異常・奇形がみられるが,その研究の歴史は比較的古い.わが国では1975年清水等1)によつて,basilar impressionの最初の報告がなされている.
Occipito-cervical anomalyの臨床症状や機能障害はその解剖学的特異性からきわめて多彩であり,現在なお正確な診断がつかず放置されたり他の神経疾患と誤診されることも多い.
掲載誌情報