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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻6号

1978年06月発行

文献概要

カラーシリーズ Microsurgery・5

足指の手への移植術(Hallux or toe-to-hand transfer)

著者: 玉井進1 大塚寿2

所属機関: 1奈良県立医科大学整形外科 2北里大学形成外科

ページ範囲:P.536 - P.539

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〔概説〕
 古くは1900年,Nicoladoniによって,有茎皮弁移植の要領で行なわれた足指の手への移植術を,micro-neurovascular anastomosisを応用してone-stageに手に移植しようとするものである.Buncke & Schulz(1966)の猿における実験を端緒として,Cobbett(1969)が最初の臨床例を報告し,手指再建術の新しい方法として一世を風靡するに至った.足の母指を母指欠損部に移植するものをhallux-to-thumb transfer,足の第2あるいは第3指を母指に移植するものをtoe-to-thumb transfer,手指欠損部に足指を移植するものをtoe-to-finger transferといい,近年,本邦でも多数の報告がみられるようになった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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